持って“うれしい”道具をつくる
株式会社マルト長谷川工作所

リアルすご技 ここがポイント
スプリングハンマーを最初に導入
それまでの熱間鍛造(金属を熱して叩いて鍛え、強度を上げる手法)は、手作業でハンマーを振うことが主流でした。それを創業者の長谷川藤三郎は機械式のスプリングハンマーを県内では初めて導入し、強度も精度も大幅に向上することに成功。今もそのスプリングハンマーは工場内に展示されていますが、これがマルト長谷川工作所の原点であり、ものづくりに賭けた英知の象徴とも言えるものです。
スプリングハンマーを最初に導入
それまでの熱間鍛造(金属を熱して叩いて鍛え、強度を上げる手法)は、手作業でハンマーを振うことが主流でした。それを創業者の長谷川藤三郎は機械式のスプリングハンマーを県内では初めて導入し、強度も精度も大幅に向上することに成功。今もそのスプリングハンマーは工場内に展示されていますが、これがマルト長谷川工作所の原点であり、ものづくりに賭けた英知の象徴とも言えるものです。
人と機械が一体となる
いくら機械化を図っても、それで精度や効率が向上するとは限りません。ここでは、機械を操る作業者の技が冴えています。機械と一体になって鍛造機をリズミカルに、タン、タン、タ、タ、タン、まるで打楽器を叩くように操作するのです。周囲の温度で微妙に変わる出来上がりを、作業者の体が覚えているのです。
人と機械が一体となる
いくら機械化を図っても、それで精度や効率が向上するとは限りません。ここでは、機械を操る作業者の技が冴えています。機械と一体になって鍛造機をリズミカルに、タン、タン、タ、タ、タン、まるで打楽器を叩くように操作するのです。周囲の温度で微妙に変わる出来上がりを、作業者の体が覚えているのです。
複数の製品と機械を一人で回す
ペンチやニッパー、その他の製品の中間工程(機械加工)をここでは一人で回します。いくつもの専用機にワークをセットして次の機械から外してまたセット。1周約40秒で専用機の周りをグルグルと一日500周。ここでも、作業手順を体が覚えているのです。
複数の製品と機械を一人で回す
ペンチやニッパー、その他の製品の中間工程(機械加工)をここでは一人で回します。いくつもの専用機にワークをセットして次の機械から外してまたセット。1周約40秒で専用機の周りをグルグルと一日500周。ここでも、作業手順を体が覚えているのです。
材料と熱処理は工具の命
工具の耐久性を決めるのは、優れた材料を使い、それを高精度で加工すること、そしてその熱処理で決まります。マルト長谷川では、大手製鋼メーカーにマルトだけの特別な材料・マルトロイ(商標)をつくってもらい、それを加工しています。そして熱処理に手間と時間を惜しみません。このこだわりがマルト長谷川の製品に命を吹き込み、品質が決まるのです。
材料と熱処理は工具の命
工具の耐久性を決めるのは、優れた材料を使い、それを高精度で加工すること、そしてその熱処理で決まります。マルト長谷川では、大手製鋼メーカーにマルトだけの特別な材料・マルトロイ(商標)をつくってもらい、それを加工しています。そして熱処理に手間と時間を惜しみません。このこだわりがマルト長谷川の製品に命を吹き込み、品質が決まるのです。
100分の2ミリの為の精度がある
最高の切れ味を決める刃の隙間は100分の2ミリ。でも、最初から100分の2ミリを狙っても精度は決まりません。その上の100分の1ミリか、そのまた上の1000分の数ミリをキチッと出せるすご技で、100分の2ミリがピタッと決まるのです。
100分の2ミリの為の精度がある
最高の切れ味を決める刃の隙間は100分の2ミリ。でも、最初から100分の2ミリを狙っても精度は決まりません。その上の100分の1ミリか、そのまた上の1000分の数ミリをキチッと出せるすご技で、100分の2ミリがピタッと決まるのです。
世界で認められたKEIBA
マルト長谷川の製品には、KEIBAのロゴと馬のデザインが刻まれています。かつて、アメリカで成功した後、よりハードルの高い欧州へ輸出した時、有名な家具メーカーが絶賛したほどの品質が、このロゴ・デザインに込められているのです。
世界で認められたKEIBA
マルト長谷川の製品には、KEIBAのロゴと馬のデザインが刻まれています。かつて、アメリカで成功した後、よりハードルの高い欧州へ輸出した時、有名な家具メーカーが絶賛したほどの品質が、このロゴ・デザインに込められているのです。
多喜義彦が分析する企業の将来像
もらってうれしい道具シリーズ
「ペンチ三兄弟」に続く新シリーズ。「爪切り三姉妹」は、爪切りと削り・磨きヤスリの三点セット。
H1 H8
どこでもフック
お洒落なバッグや小物を机のふちに提げたり椅子の背もたれにぶら下げることができるフック状の製品。かもいに掛けるデザインも。
H1 M9
おしゃれシャックル
身の回りの小物を繋ぐシャックル形状の製品。工業製品ではないデザイン性を前面に。
H1 H5 M9
マルトセレクト
マルト長谷川の製品だけでなく、三条の優れもの製品を選んでお洒落な工具箱に入れた、使うこともできるが、むしろ観賞用と言えるようなセット工具箱。
S3


住所
新潟県三条市土場16-1
電話番号
0256-33-3010 Fax:0256-34-7720
設立
1924年
資本金
1,000万円
代表者
長谷川直哉
従業員数
129名
関連会社
 
URL
http://www.keiba-tool.com/
主要取引先
大手模型メーカー、工具メーカー、ネイルスクール・サロン、ネイルプロショップ 他、各問屋・販売店
事業内容とその割合
作業工具製造(プラスチック用ニッパー、マイクロニッパー、強力ニッパー、各種ニッパー、 ラジオペンチ、ペンチ、ミニチュア工具、
 ワイヤーストリッパー、ピンセット、 他エレクトロニクス関連工具、理美容鋏(はさみ)、爪切り、キューティクルニッパー)
ロット数
 
主要設備
【鍛造設備】エアースタンプハンマー、高周波加熱装置(素材加熱用)、ショットブラスト
【機械加工ライン設備】ボール盤、座ぐり盤、フライス盤
【研削、研磨加工設備】バフグラインダーレース、バレル研磨装置、サンドブラスト
【熱処理炉】バッチ式焼鈍炉(コンピュータ制御)、連続焼入焼戻し炉、高周波加熱装置(刃部焼入れ用)、連続焼戻し炉(二次戻し用)
【NC機】放電加工機、ワイヤーカット、マシニングセンター、研削盤

レーザーマーキング装置、CAD、CO2レーザー加工機、炭化水素系多漕式洗浄機
特許・受賞歴
商標権(KEIBAロゴ、図形、KEIBA)
特許[6]4312731 配管カバー用切断具
特許3504534 作業工具
特許2534887 金属製ピンセットの製造法
特許1505588 組立前のニッパー素材の型鍛造法
特許1311080 型鍛造によるニッパ-の製造法
特許第4776806 手動工具
特許第4703105 手動工具
グッドデザイン賞 多数
事業・取扱商品
KEIBA
創業当初から飛躍し続ける代表的なブランド。ニッパー、ペンチ、プライヤなどはさみもの工具を一貫生産で取扱い、安定した品質を実現している。また、工業デザインにも早くから力を入れており、三条市内ではじめてグッドデザイン賞を獲得した。
KEIBA
創業当初から飛躍し続ける代表的なブランド。ニッパー、ペンチ、プライヤなどはさみもの工具を一貫生産で取扱い、安定した品質を実現している。また、工業デザインにも早くから力を入れており、三条市内ではじめてグッドデザイン賞を獲得した。
MARUTO
創業時から培った職人の高い技術を活かし、「これから先のきれいをつくる」をコンセプトに、指先をよく使うようになった現代のライフスタイルにあわせた美しさと健康を提案すべく、業務用から家庭用まで幅広いネイルニッパーを代表とした製品を開発している
MARUTO
創業時から培った職人の高い技術を活かし、「これから先のきれいをつくる」をコンセプトに、指先をよく使うようになった現代のライフスタイルにあわせた美しさと健康を提案すべく、業務用から家庭用まで幅広いネイルニッパーを代表とした製品を開発している